アメフラシブログ

鳴かぬなら 代わりに鳴こう ホトトギス

ゲームの企画書を晒してみる

昔に書いた、懐かしきワンシート企画書を晒してみる

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いわゆる、ワンシート企画書というやつだ。

色々な書き方があるが、この時に意識して書いていたのは以下の部分。

 ・ゲームのコアコンセプト(コアな遊び方)
 ・ゲームの一連の流れを他の人に分かりやすく伝える
 ・ゲームとしての広がり(コアコンセプト以外の追加要素)

といったところで、ワンシートにまとめたものがコレ。


タイトルと、目につく見出し(このワンシート企画書だと『売りさばけ』『噂で戦局操作』)で、『プレイヤーがどういう遊びをするのか?』が伝えられるようにしてある。
で、詳しい内容については、見出しにぶら下がる説明を読めば良い。

読み手は、上から順番に丁寧に読んでくれたりはしない。
見出しを読み飛ばし、気になった部分のみ詳細に目を通す。
そういう読み方を想定して文書を作らなければならない。



ざっくりとした内容でいいし、早ければ2時間くらいでネタ出しからここまでは来るかも。
練りながら半日くらいかけちゃってもいい。


とにかく、ワンシート企画書は、人の目についた上で、コアコンセプトとゲームの流れを伝え、ゲームをイメージ(見た人に妄想)させ、『なんだか楽しそうだ』と思わせるものである。
『・・・で、○○はどうなっているの?』と聞かれたら、あらためて詳しい企画書を持っていけばいい。


ゲーム業界を目指している人は、このワンシート企画書をひたすら書くと良い。
30枚も書けば、きっとゲームの専門学校では誰にも負けないゲームプランナーになっていると思う。
書いてあるゲームが面白いかどうかは別で悩むとして、考えたゲームを『見やすく・伝わりやすい』文面にすることは、
ゲームを考えるのと同じくらい大事な事だ。


まず、手を動かしてみるべき。
今回晒した俺の企画書だって、ゲーム的に破綻している部分もあるくらいなんだから。